法事・法要のときの不祝儀袋のマナー
◇裏側の重ね方
下を折ってから上を折り重ね、上部が下向きになるようにし、裏側の折り返しの中には、数字で小さく金額を記入します。
◇香典の中包み
中包みを紙の中央に置き、左、右の順にかぶせたあと、最後に上側を下側にかぶせます。
表には何も書かずに、裏側に金額、郵便番号、住所、名前を書きます。旧字体を用いるのが正式ですが、最近では略式(「五千円」など)でも問題ありません。正式に記入された場合は、「一」「二」「三」「千」「万」を「壱」「弐」「参」「阡」「萬」と記入します。略式で金一万円は旧字体では金壱萬円となります。「也」はつけません。
故人が、仕事関係の方だった場合は、ご自分の会社名も記入しておきます。ご自分の名刺を内袋の左側に貼っておく方法もあります。
◇連名で持参するとき
右が目上になり、連名にするのは3名までがよいでしょう。人数が多い時は表書きには「友人一同」などとして、姓名を記した紙を中に入れます。喪家が香典返しで困らないように「香典のお返し等はご無用に願います」と書き添えておくのも親切です。夫婦連名にする場合、ご主人はフルネームで書き、奥様は名前だけでも構いません。必ず筆ペンかサインペンを使い、丁寧に書きましょう。正式には薄墨で書きます。全てに共通することですが、ご自分の姓名も忘れずに。中袋に姓名と住所も書き添えておくと、喪家側にとって親切です。
紙幣の枚数は「偶数は避ける」といわれますが、あまりこだわることはないでしょう。ただ4と9は避けたほうが無難です。
お札の入れ方ですが、向きを揃えて、お札の表側(顔が書いてある面)が中袋の裏側になるようにしてください。新札は避けるのがマナーです。
もし、新札しか用意できない場合は、新たに折り目を付けて包みます。