葬儀後の手続き
2015-10-03
ご遺族は通夜、葬儀、告別式など、準備しなければならないことが多く大変ですが、お金に関する各種手続きも忘れないように行わなければなりません。具体的には、「埋葬料の受給手続き」「年金停止の手続き」「遺族年金の支給手続き」「生命保険金の受け取り手続き」などです。これらの各種手続きは、権利があっても基本的に申請しなければ支給されない場合がありますので、早めに手続きを行いましょう。
◇埋葬料の受給手続き
国民健康保険に加入していた「被保険者・扶養家族」が亡くなられた場合、市区町村から「埋葬料(葬祭費)・家族埋葬料(家族が死亡した場合)」が支給されますので、受給手続きを行いましょう。
◇年金停止の手続き
年金は停止の手続きを行わなければ、勝手には止まらず、年金受給者が亡くなったにもかかわらず、受給されていると、後々面倒なことになりますので、忘れないように「年金停止の手続き」を行いましょう。
◇遺族年金の支給手続き
国民年金(厚生年金)加入者が死亡した場合、遺族基礎年金・遺族厚生年金・寡婦年金・死亡一時金などが受給されますので、忘れないように手続きを行いましょう。
◇生命保険金の受け取り手続き
生命保険加入者が死亡した場合は、保険金受取人は「死亡保険金の受け取り手続き」を行わなければなりません。保険金が受け取れるかどうかは保険の種類、特約の種類などによりますので、早めに保険会社、代理店に連絡しましょう。
◇香典返し
香典返しとは、通夜・葬儀・告別式などに会葬(参列)してくださった方から頂いた香典のお返しをすることで、昔は香典返しといえば「挨拶」することでしたが、現在では忌明けの挨拶を兼ねて、お礼の品物を送るのが習慣となっています。
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